昨日は大阪にて、江坂のリウマチ専門鍼灸院の中島先生を講師に迎えての、リウマチセミナーでした。
http://www.kiyoshi-hari9.com/
先生のお話では目から鱗が落ちまくりで、とても新しい発見があると同時に、自分もリウマチの患者さんの為に、安心して通える鍼灸院を作る必要があると感じました。
治療にあたる上で一番大切な鍼灸治療で出来る事、薬の方が効果的な事の判断。
リウマチはこの5年で劇的に治療が進歩しており、昔と今とでは中島先生の鍼灸師の関わり方も変わってきているとの事。
以前はステロイドで痛みや炎症を抑えるだけでしたが、1999年にMTX(メトトレキサート)が登場してからは薬で関節の変形を止められるようになりました。
その後さらに2004年に生物学的製剤が登場し、MTXに加えて効果の関節の変形をより早く、効率的に止められるようになりました。
2011年からはMTXの服用ガイドラインの変更など治療方法が大きく変わり今までの様に一生付き合う疾患から高い確率で完治が可能な疾患と変わってきました。
手足が冷える人が多い訳
特に治療せずとも1割の人は勝手に治るという話
食事療法、免疫療法に頼り、薬を飲まなかった方の予後
具体的なCRPを始めとした数値の見方。
大雑把な薬の分類とその付き合い方。
リウマチ患者さんの禁忌、
基本的な治療の考え方etc…
廿日市には、中島先生の様にまだちゃんとしたリウマチを見れる鍼灸院が無い様なので、まずは当院でもしっかりと勉強して、リウマチ患者さんの受け入れ態勢を整えて行きたいと思います。