もともと慢性腰痛があり、半年以上前から痛みが増してきて鍼灸に最後の望みを託して事で来られました。
腰痛は幾つかのパターンがあります。
・脊柱起立筋が原因のもの
・腰方形筋が原因のもの
・腸腰筋が原因のもの
・股関節周囲のコリが原因のもの
・仙腸関節が原因のもの
・骨、脊柱の関節が原因のもの
またそれぞれがミックスされたものもあります。
この辺りは実際に動いてみての動作でわかる場合、
痛む場所を指で指してもらったらわかる場合、
実際にこちらが手で触ったり押してみたりしてわかる場合が有ります。
今回の場合は動きにくい動作や痛みの出る動作から
話伺ってみて股関節と脊柱起立筋、腸腰筋が原因のなのではないかと思い
先ずは股関節と脊柱起立筋を5分から10分くらい指圧でゆるめてみてどんな感じか確認すると、いい感じとの事でした。
押されて痛む場合は鍼をするケースもありますが、押して気持ちのいい場合は当院では指圧でゆるめる事が多いです。
今回も、このまま鍼灸はせずに指圧でゆるめていくことにしました。
その後気になるところを順に指圧していくと、かなり痛みはなく動きの違和感もかなり取れたので治療はいったん終了。
最初来院時を10としたら、今は1~2くらいとのお話しでした。
それから個人的に気になる場所を軽く整えるために、ほぐして全身楽になっていただいたところで
また痛みが出たら早めに来てねと伝えさせて頂きました。
個人的には腰痛は股関節の動きの悪さが半分以上なのだと思っております。
また股関節の施術は思った以上に奥が深く、それなりの技術と知識が必要です
股関節には足先を外に開くだけでも6つの筋肉(梨状筋、上双子筋、下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大体方形筋)が関わっており、またあまり聞きなれない中殿筋、小殿筋といった筋肉も非常に大事になってきます。
腰痛の方はもちろんですが、股関節が何となく硬くて、腰の症状でお悩みの方はぜひ当院に一度ご連絡下さい(#^^#)